JIG-SAW株式会社 X 株式会社ドヴァ X 株式会社ネクストレボ
サーバ400台超の大規模マイグレーションを成功させる秘訣 2018.07.31

一気に進むITインフラのクラウド化と、そこに潜む課題

サーバ環境の集約化による管理コストの最適化、ハードウェア投資コストや設置スペースの削減などサーバ仮想化のメリットは非常に大きく、昨今、企業のITインフラは仮想化技術を使用したサーバ統合が一気に進んでいます。
しかしながら、稼働中のITシステムを停止することなく移行するとなると精密なシステム移行計画や、古いOSやミドルウェアが混在するレガシーシステムを含む幅広い知識と経験値が求められます。また、仮想環境への移行後の運用や監視の体制構築も重要なテーマとなります。特に大規模なマイグレーションにもなると自社のリソースだけで対応するのは難しく、ベンダーのサポートが必要になるケースが多いと思われます。

400台超のサーバをVMwareに移行する

JIG-SAW は、ICT基盤の設計・構築、情報セキュリティのコンサルティング等を提供する株式会社ドヴァと、データベースを中心にミドルウェアのインテグレーション/マイグレーションが得意な株式会社ネクストレボの2社と協業し、クライアント企業様の事業を停止することなく、サーバ400台超の大規模サーバマイグレーションを成功に導きました。
このプロジェクトは多数のスマホ向け人気ゲームを提供するクライアント企業様の400台を超えるサーバを、リース契約が満了するタイミングで別のデータセンターへ移行するというものでありました。しかも物理サーバとXenServerにより仮想化したプライベートクラウドが混在しており、それらをすべてVMwareに移行(P2V(Physical to Virtual)+ V2V(Virtual to Virtual))することが求められていました。また、往来環境にはかなり古いOSやミドルウェアが存在しており、それらをVMwareへP2V/V2V移行させることが懸念事項とされていました。

カーネルレベルでのチューニングが課題を解決

KVM環境とXen環境のVMwareへの移行は、VMware vCenter Converterというコンバータを使って各々のイメージをVMwareのイメージに変換するという作業を行いますが、コンバートに失敗したり、コンバートに成功しても、実際にVMware上で動かしてみるとOSが起動しない、仮想化できないという事態が発生することがあります。3社は、Linuxカーネルをチューニングすることにより、超短期間でのマイグレーションをスケジュール通りに完成させました。

そして、より強力なパートナーシップを目指して

システム設計とプロジェクト全体のマネジメント、ローンチ後のインフラ自動監視運用をJIG-SAW、OSを中心にインフラ構築全般と移行作業をドヴァ、そしてOracle Databaseを軸に、その他データベースサーバ構築をネクストレボ。この3社が連携することで、難易度の高いシステムマイグレーションが実現可能となります。
パートナー各社が自社の強みを持ちより、オープンイノベーションを実現することで、多くの顧客課題の解決につなげていきます。

  株式会社ドヴァについて
「すべてはお客様の満足のために」をモットーに、お客様のニーズの本質を見極め、最適な提案を行っていきます。
ICT基盤の設計、構築
・システム設計、開発 ・システム構築、運用、保守、教育
情報セキュリティのコンサルテーション
・セキュリティポリシーの策定支援
・ネットワークセキュリティに関する脆弱性診断
・セキュリティシステム構築支援
・ISMS認定取得支援
インターネットプロバイダ事業
電気通信事業者の提供する回線サービスの代理店・販売業
URL: http://www.dova.co.jp

株式会社ネクストレボについて
〜お客様に合ったソリューションをご提供できるよう、最新技術を絶えず追い続けます〜
オンプレ・クラウド間やクラウド・クラウド間のサーバ引っ越しをご支援いたします。
・国内外の多数のクラウドプラットフォームに対応
・Linux/Windows Server両対応
・各種データベースのマイグレーション/バージョンアップ
・セキュリティ対応(ID基盤構築、ログ管理、ファイアウォールポリシー策定等)
・コンテナプラットフォーム(Kubernetes)構築
・各種ドキュメント作成(概要設計書、詳細設計書、テスト仕様書・報告書等)

URL: http://www.nextrevo.jp/