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2020.06.12

JIG-SAWと酒井重工業による自動操縦プロジェクトに大成建設が参画

 この度、JIG-SAW株式会社(本社:東京都千代田区、以下:JIG-SAW)と酒井重工業株式会社(本社:東京都港区、以下:酒井重工業)が共同で取り組むロードローラ向け自動操縦等の機能を実用搭載する業界標準機「Auto-Drive Synchronized Control System(略称:ASCS) for Compaction Equipment※」プロジェクトに、大成建設株式会社(本社:東京都新宿区)の参画が決まりました。
 引き続き当プロジェクトは、様々な企業・事業体と連携し、業界標準機の実現に向けて取り組んでまいります。
 なお、当プロジェクトへの建設会社の参画は3社目となります。


※ASCS for Compaction Equipment プロジェクトについて
 当プロジェクトは、下記のとおり、i-Construction分野における盛土等の土木構造物に求められる品質(剛性・密度等)に重大に影響する締固め工程で用いられる締固め機械に関する自律制御並びにこれらの自動操縦等の機能を実用搭載する業界標準機開発を目的としています。
 酒井重工業とJIG-SAWは、2015年より共同でロードローラ向けの自律走行・操縦システムの共同研究開発及び実証を継続して実施してまいりました。これは酒井重工業の建機(ロードローラ)とJIG-SAWが開発する自律走行・操縦ソフトウェアを連携稼働させるもので、実用化・製品化を目指して取り組んでまいりましたが、研究開発及びテスト等のプロセスを経て、2019年内に実際の走行・稼働を実現場で実証することが可能なレベルとなりました。
 これらを踏まえ、業界標準機を開発するという位置づけを明確にし、より広い範囲で関連業界各社との連携を目指し、酒井重工業とJIG-SAWの共同開発を2019年6月に自動操縦プロジェクト: 「Auto-Drive Synchronized Control System(ASCS)」の一環として、締固め機械向けに「Auto-Drive Synchronized Control System(ASCS) for Compaction Equipment」を正式な共同開発プロジェクトとする覚書に調印しています。プロジェクトは、今後もより広範囲での共同体としての展開を予定しています。なお、当プロジェクトでは、すでに大林組に協力して総務省の5G総合実証実験にも参加し、成功を収めておりますが、今後も引き続き、このようなプロジェクトへの参画を通じてその機能拡張や実用化に向けた取り組みを強化してまいります。

JIG-SAW株式会社について

  • IoTデータコントロールサービス
  • 独自アルゴリズムによる全自動IoT・クラウドデータ制御・センサーコネクトサービス
  • 最先端チップ、モジュール開発及び各種通信制御、次世代リアルタイムOSの研究開発
  • ※最適自動制御・運用技術「オペレーションテクノロジー(OT)」をベースにした全産業の自動化、分散化、シェアリング化のためのA&Aサービスを展開。
    ※OS技術を軸としたソフトウェア技術と組み込み、超高速通信、信号制御を軸にしたハードウェア技術を保有及び基盤技術の再生医療分野等への応用。

会社概要

会社名

JIG-SAW株式会社 https://www.jig-saw.com/

証券コード 3914
所在地 東京本社/東京都千代田区大手町1丁目9番2号-18F
    US/San Francisco, Santa Monica, San Jose
    CA/Toronto
代表者 代表取締役 山川 真考
設立 2001年11月